とらわれない人生のススメ

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人生をあきらめるな!どん底からはい上がる3つのポイント

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「どうしても、うまくいかない・・・」

「人生、もうおしまいだ・・・」

何をやってもうまくいかず、むしろ裏目に出てしまう。

これを読んでいるあなたは、もしかしたらまさに「どん底」な状態にあるのではないでしょうか?

実は私も、職場で無理難題を言ってくる上司のパワハラに苦しんだり、病気の家族に対して何もできず無力に感じたりして、絶望感を味わってきました。

でも安心してください。

「もうダメだ」と感じているときこそ、大きく成長するチャンスなのです。

そこで今回は、どん底な出来事がどうしてチャンスなのか。

そして、どん底からはい上がるには、いったいどうすれば良いのか。

これらについて書いていきます。

私自身、ツラい試練を乗り越えてきたからこそ、こうやって記事にして、皆さんに共有できるようになりました。

なのでくじけそうになり、心が折れてしまいそうなあなたが、この記事をキッカケにどん底からはい上がれることを期待しています。

一生どん底のまま・・・なんてことは絶対にない

まずこれだけは覚えていてください。

死ぬまで一生どん底のまま、なんてことは絶対にありません。

たとえ今どん底にあったとしても、時がたてば必ずそこから、はい上がることができます。

なぜなら、世の中も自分自身も、常に変わっていくからです。

人々の考えや社会の動き、経済状況など、世間は絶えず変化します。

2・3年前にはやったものが、時代遅れになるということも珍しくありません。

たとえば、これを書いている2年前(2016年)には、ベッキーの不倫騒動・「君の名は。」の流行・清原和博元選手の逮捕などが話題になりました。

しかし現在(2018年)では、これらの出来事が遠い過去のように感じられます。

また必要に迫られることで、以前はできなかったことが今は簡単にできてしまう、なんてこともよくあることです。

これは私の話ですが、2年前に子供が生まれました。

それまでは、オムツの替え方や赤ちゃんのあやし方、それにミルクの作り方など、子育てについては全然知らなかったのです。

しかし実際に子供を育てていく中で、必要な知識やスキルは自然と身についてき、今では妻がいなくても、一人で子供の面倒を見られるようになりました。

あと、細かい話になってしまいますが、人の細胞の中には胃や腸など、数日で新しくなるものもあります。

肌の細胞は約三〇日、心臓の細胞は約二〇日、胃腸の細胞は約五日で、新しく生まれ変わります。

自律神経のバランスをとり、代謝を良くしよう(井手下院長のダイエットコラム):医療法人社団いでした内科・神経内科クリニックより

細胞単位で考えると、人は定期的に生まれ変わっているので、見た目は同じように見えますが、昨日の自分と今日の自分は別人なのです。
世の中も自分自身も、常に変化し続けています。

なので、ずっとどん底のままなんて、ありえません。

時間がたてば、状況は変わっていきます。

もし自分がどん底にあると感じたら、「いつかはそこからはい上がれる」のだと、自分を信じてください。

どん底を経験すると、人は大きく成長する

では、どうしてどん底だと思えるような出来事を、私たちはわざわざ経験しないといけないのでしょうか?

それは、どん底を経験することで、人は大きく成長できるからです。

会社が倒産し、お金も盗まれ、一文なし。

おまけに家族にまで、逃げられてしまった。

このような感じで、人生最大の危機に直面した人がいたとします。

この人が生きる希望を見失わなければ、どのように行動するでしょうか?

おそらく、持てる力を最大限に振り絞って、毎日を必死に生きていくはずです。

しかも自分の命が掛かっているので、食料や生活する場所を確保する方法、それにお金の稼ぎ方など、生きる知恵やスキルを積極的に身につけていきます。

冒頭にも書いたように以前の私は、職場で上司のパワハラに苦しんでいました。

ちょっとしたミスでもネチネチ怒られたり、お酒の場で延々と説教されたり、何か気に食わないことがあると私に非がなくても怒鳴り散らされたりと、毎日仕事に行くのが嫌でした。

しかし、そんな過酷な経験をしたおかげで、自分の身を守る方法や他人の怒りを受け流す方法を身に着けましたし、多少の困難では動じなくもなりました。

どん底な状態になると、そこからはい上がるためには、一生懸命になって生きていく必要があります。

そして、毎日を必死になって過ごすことで、いつの間にかさまざまな能力が身につき、大きく成長していくのです。

どん底からはい上がったとき、人は新しい自分を手に入れる

どん底からはい上がると、人は大きく成長し、生まれ変わります。

では、実際にどのような新しい人生を手に入れるのでしょうか。

ここでは、どん底からはい上がって生まれ変わった、2人の人生を紹介します。

どん底からの「成りあがり」矢沢永吉

まず紹介したいのは、ロックミュージシャンの矢沢永吉さんです。

矢沢さんは、今でこそ日本を代表するスーパースターですが、過去には35億円もの巨大な借金を背負うこともありました。

しかも借金は、元側近による横領が原因だったのです。

この事件によって矢沢さんは、莫大な借金のみならず、身近な人にだまされたというショックもあり、人生が終わったと感じたそうです。

 借金の大きさもそうだけれど、僕は身内に裏切られたショックがものすごく大きかった。気持ちがボロボロになってしまい、もう立ち直れないほど打ちのめされたね。

「信じろよ、自分を」矢沢永吉が語る仕事-3:朝日新聞デジタル「求人力」より

そんなまさに「どん底」な状態の矢沢さんですが、奥さんからの 「矢沢永吉が本気になったら返せない金じゃない」という言葉によって、見事に復活。

16年ほどかけて、なんと借金を完済したのです。

彼は借金を返済するために、ライブ公演を精力的におこない、テレビCMや映画などのメディアにも積極的に出るようになりました。

そしてライブやメディアへの出演によって、お茶の間での人気も上昇し「世界のYAZAWA」として、国内外を問わず人気を不動のものにしていきました。

身内の裏切りという、どん底を乗り越えたからこそ、彼はロックスターとして今もなお輝き続けているのです。

しくじっても、めっちゃ幸せ!新庄剛志

次に紹介するのは、元プロ野球選手の新庄剛志さんです。

彼は阪神タイガースの4番打者として活躍し、その後アメリカのメジャーリーグでも、4番打者や日本人選手初のワールドシリーズ(優勝決定戦)出場も経験しました。

また日本に帰ってきてからは、日本ハムファイターズに所属し、引退最後の年では球団を日本一に導くなど、記憶にも記録にも残る選手です。

甘いルックスと「新庄語録」とも言われる名言(迷言)で、プロ野球ファンのみならず多くの人々を魅了してきた、球界を代表するスター選手。

そんな新庄さんも、プロ野球選手を引退したあとに待っていたのは、「どん底」でした。

現役時代に稼いだ20億円もの大金が、気づいた時には、わずか2,200万円になっていたのです。

新庄さんは現役選手の間、お金の管理を会社経営者のAさんに任せていました。

しかし、そのAさんが会社の赤字を埋めるために、使い込んでしまったのです。

実は、このAさんは母親から紹介された人であり、新庄さんはAさんのことを「第二の父」として慕っていました。

新庄さんがメジャーリーグへの挑戦を決めたとき、周りの人たちは反対する中、唯一Aさんだけが応援してくれるなど、二人は厚い信頼関係にあったのです。

そんな家族同然のAさんに裏切られていたことに気づき、またちょうどその頃、奥さんとの離婚も決まっていて、新庄さんは何もかも失いました。

自分の意志で離婚したわけだし、その結論は今でも間違っているとは思わない。
でも、その後20億円を失ったことがわかり、どん底に突き落とされた僕には、「何も残っていない」ということがただただ寂しかった。

「わいたこら。-人生を超ポジティブに生きる僕の方法」(著:新庄剛志 学研プラス)

このエピソードは、2017年に「しくじり先生」(テレビ朝日系列)で放送されたので、覚えている人もいるかと思います。

その後、新庄さんはバリ島に移り、新しい生活を始めていきました。

ちやほやされていた日本とは違い、バリでは新庄さんのことを知る人はいません。

日本ではマネージャーが何でもしてくれましたが、ここではすべて自分の力で生活する必要があります。

かつて貯金残高さえ自分で知らなかった新庄さんが、バリではATMを使って自分でお金を下ろす姿もテレビで紹介されていました。

僕はもう自分で好きなようにお金を稼ぎ、好きなように使って暮らすんだ。
これからの人生は誰のものでもなく、100%自分のものなんだ。

「わいたこら。-人生を超ポジティブに生きる僕の方法」(著:新庄剛志 学研プラス)

信頼していた人に裏切られ、しかも20億円も失ってしまい、まさに「どん底」にあった新庄さん。

しかし、この騒動によって自分にとって大事なものが何であるかに気づき、バリでの生活の中で新しい人生を歩んでいったのです。

「今日が楽しかったらいいという毎日を過ごせたら、1番幸せかな」

テレビでこう語っている新庄さんの姿が、とても印象的でした。


矢沢永吉さんや新庄剛志さんという、大スターも実は「どん底」を経験しています。

しかし、彼らが困難を乗り越えた先には、新たな人生が待っていました。

人はどん底を経験し、そこからはい上がることで、自分だけの人生を進むことができるのです。

どん底を乗り越えるための考え方

人はどん底を乗り越えると、自分だけの人生を手にします。

しかし、そんな最低最悪な状態にあるのは、正直ツラいですよね。

そこで、「どん底だ!」と感じたときに、どのような考え方をすれば、そこから乗り越えられるのか。

ピンチをチャンスに変える考え方について、紹介します。

地球は「行動の星」

私たちが住んでいる地球は、「行動の星」と言われています。

これは、願いを実現させたり結果を出したりするには、思うだけではなく実際に行動する必要があるということです。

ピンチにある時、「もうダメだ」と打ちのめされては、現状は何も変わりません。

ピンチをチャンスに変えるには、何でもいいので、とにかく行動する必要があるのです。

「少し動いただけでは、何も変わりやしない・・・」

そんな風に考えていては、変わるものも変わりません。

「銀座まるかん」の創設者で、長者番付12年間連続トップ10を達成した、日本を代表するお金持ちの斎藤一人さん(通称「ひとりさん」)も、自身の著書でこのように述べています。

私たちは経済や人間関係を通して”行動”することにより、いろんなことを学びます。その”学び”が魂の成長の糧になるのです。

「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(著:斎藤一人 サンマーク出版)

どん底にある時「どうすればわからない」と、途方にくれてしまうかもしれません。

しかし、そんな時こそ、まずは行動することが大事です。

実際に試行錯誤していく中で解決策も見つかり、私たちは成長していくのです。

遅れの法則

人が成長するには時間がかかります。

なので、「これだけがんばったのに、思ったような結果が出ない」

そんなことは、よくあることなのです。

サッカーや野球といったスポーツや、ピアノやギターといった楽器など、新しいことに挑戦した時を思い出してください。

最初は、どれだけ練習してもなかなかうまくいかず、やめたくなったこともあったはずです。

しかし、それでもあきらめずに練習を続けていくと、ある時期を境に急にうまくなることがあります。

私も学生時代は卓球部でしたが、最初はラケットでボールを打つことさえできず、自分のセンスのなさに絶望したことを覚えています。

ですが、それでもなんとかうまくなろうと、素振りやボールの打ち返しを続けていくうちに、ラケットにボールが当たるようになり、最終的にはスマッシュまで打てるようになりました。

このように行動してもすぐにうまくならず、結果が出るまでに時間が掛かるのは、「遅れの法則」が働いているからです。

遅れの法則とは、作業量と成果は比例せず、ある程度時間がたってから、遅れて結果がやってくるというものです。

図にすると、このような形です。

遅れの法則

私たちは青い直線のように、行動した分だけ成果が出ると思いがちです。

しかし実際は赤い曲線のように最初のうちは、なかなか成果にならず、ある程度の時間が掛かってようやく結果として現れます。

しかも一説によると、スキルを習得するには1万時間も掛かると言われています。

マルコム・グラッドウェル氏が著書の中で紹介している「一万時間の法則」というのがある。どんな分野でも、だいたい一万時間程度継続してそれに取り組んだ人は、その分野のエクスパートになるという経験則である。

一万時間の法則:「脳科学者のひとりごと 時々書生」茂木健一郎オフィシャルブログより

もちろん、人には得意不得意がありますし、どのレベルを目指すかによっても、必要な時間は変わってきます。

しかし、「本当はあともう少し行動すれば結果が出たのに、そこであきらめてしまったために成果につながらなかった」

そんなことも、十分に考えられます。

どれだけ行動しても、形にならないのは、確かにツラいです。

私も卓球がなかなか上達しないのに、練習を続けるのは、心が折れそうでした。

けれど、どん底を乗り越えた先に、自分が思い描いていた新しい世界が見えてきます。

くじけそうになった時には、「遅れの法則」を思い出して、もう少し続けてみてください。

どん底からはい上がる3つのポイント

どん底からはい上がるには、成果につながるまで行動する必要があります。

では、具体的にどのように行動していけばいいのでしょうか。

ただ、がむしゃらに動いたところで、残念ながら思うような結果は出ません。

そこで、どん底からはい上がるための3つのポイントを紹介していきます。

一つ上の視点から問題を見てみる

私たちは厳しい状況にぶつかると、視野が狭くなり、目の前の物事しか見えなくなります。

ですが、そんな苦しい状態のときこそ、視点を変えてみてください。

「なぜ、こんなつらい出来事が起きているのだろう?」

「この試練は、いったいどんな意味があるのだろうか?!」

そうやって、一歩離れた視点から今の状況を見つめてみるのです。

そうすると、目の前の現実がなぜ起きているのか、自分にとっての意味がわかってきます。

私たちは、原因のわからない問題に対して、根本的な解決策を見つけられません。

しかし、問題が起きた理由がわかれば、その解決法も見えてきます。

目の前の問題から一歩引いて、「そもそも、なぜその問題が起きているか」を考える。

そうやって問題を自分の課題として、とらえることができれば、必ず乗り越えていけるのです。

「すべてはうまくいっている」と口に出す

「自分にとって必要だからこそ、目の前の問題は起きている」

そのように思えると、どん底も含めてうまくいっているのだと、考えることができます。

なので、「もうダメだー! どん底だ!」と感じたら、「すべてはうまくいっている」と言ってみるのです。

そうすると、実際にうまくいきます。

人間は、自身の考えと目の前の出来事が異なっていると、強い矛盾を感じ、現状を自分の考えに一致させようとします。

なので、「すべてはうまくいっている」と言うことで、実際にうまくいく方法を脳が勝手に考え、見つけてくれるのです。

私も仕事で、これまで経験したことのない問題にぶつかることがありました。

最初は「いったい、どうすればいいんだ・・・」と投げ出したくなりましたが、これではいけないと思い「うまくいく」と口に出しました。

そうやって言葉にすると、なぜか本当にうまくいくような気がし、実際に問題を解決する方法も見つかったのです。

「すべてはうまくいっている」

そうやって言葉に出すだけで、うまくいく方法が見つかるのですから、積極的に使っていきましょう。

問題から離れてみる

どん底だと感じているときは、心も体も消耗して、疲れ切っています。

そんな状態では、良いアイデアや打開策も見つかりません。

特に仕事終わりや寝不足のときは、頭がボーッとしているので、ミスをするなど問題が悪化しかねません。

なので「もう、どうしようもない」と思ったときは、その問題からいったん離れてみるのです。

趣味など好きなことをしてもいいですし、散歩に出かけたり、横になって眠ったりしても構いません。

それでも不安が頭から離れない、という場合は体を動かしてみるのも一つの手です。

そうやって問題からいったん離れてみると、冷静になって物事を見ることができますし、思いもしなかった方法が見つかることもあります。

ピンチなとき私たちは、ついつい前のめりになってしまいがちです。

しかし、そんなときこそ、あえて問題から距離を置くことが大事なのです。

「必ずはい上がれる」そうわかれば、どん底も楽しめる

私たちはどん底にあると、この世の終わりのように思えて、何もかもうまくいかないように思えます。

しかし、課題は必要だからこそやってきますし、乗り越えられない困難はやってきません。

私も、ちょっとした会話から家族との関係が悪くなったり、仕事で取り返しのつかないようなミスをしたりして、「もうダメだ・・・」と絶望的なことになることがありました。

確かにそのときは、何をして良いのかわからず、途方に暮れてしまいます。

しかし時間をおいて、あらためて冷静になって行動すれば、状況が変わっていたり、失敗を取り戻す策が見つかったりして、結果的になんとかなりました。

どん底にあると、目の前が真っ暗になってしまうかもしれません。

ですが、そんなときこそ思い出してください。

どん底にあっても、必ずはい上がれるのです。

矢沢永吉さんや新庄剛志さんのように、どん底から抜け出した先には、新たな人生が待っています。

だから一時的に絶望しても良いですが、少し休んで元気になったら、絶望を希望に変えるために、一歩ずつ進んでいってください。

「きっとうまくいく!」

そうやって自分を信じて行動すれば、どん底も楽しむことができるのです。